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ineyはどんな活動をしているのか

はじまりは、小さな教室から

花の魅力を知ってもらおうと、教室を開いた。

スキルや型を教える教室と言うよりは、そんなワクワクを体感できるシェア会を開きたかった。

シェア会では、ただ花に触れることを楽しんでもらいたく、あえてデザインのルールは設けなかった。


フラワーデザイン唯一のルール

いつも花と丁寧に接すること

花に無理な力を加えたりすると、すぐに弱ってしまう。 下処理をする時、束ねる時、ディスプレイする時、配達する時、いつも花の気持ちになることが大切。 花や葉の向き、枝ぶりなどをよく観察し、自然のままに、束ね、生ける。 

そうすることにより、そのブーケは自然の生き生きとしてくる。 

これをフレンスでシャンペトルスタイルという。 シャン=野原 田園風と訳せる。 野原で摘んできたように、束ねる。 

このスタイルが最も好きだ。


#シャンペトルという、美意識

#今まで束ねた花たち

フラワーデザインに正解はないんだよ。 

と、#パリで修行している時に出会ったフローリストがおっしゃっていたのを思い出す。

花は生き物だから、葉や枝のつき方を考慮すると、完全に自分の思った通りのデザインにはならない。

自分とだけでなく植物との対話も重要だ。

大人になってから、静かに植物と対話し、自分とも向き合う時間は貴重で、また楽しいものであり、そんな時間に満足され、リピーターになってくださるお客様も増えた。 

#パリで学んだこと



最近は、リヤカーで路上や、マルシェで販売して、より広く知ってもらう活動をしている。

めいっぱい花を生け込み、長い枝や、足まで届きそうなツルの植物もあったため、まるで花か森かが動いているように見えた。 

路上では大変目立ち、『これは何という花?』などとよくご婦人達に声をかけられた。

交差点越しに気になって、わざわざ渡ってきてくれたお客様もいた。

Story.はつづく。